[防災] 北海道胆振東部地震における、停電時のハイブリット車(プリウス)からの電力確保

地震発生

9/6の午前3時ころ(夜中)、緊急地震速報で目が覚めた。子供をまずたたき起こし、揺れてが収まるまで安全なところにいた。揺れ事態は震度5弱~強程度で大したことがなかった。早速テレビをつけて、ニュースを見ていると、30分経たないうちに停電した。

うちは停電時に自動点灯するフットライトを、避難経路となる廊下・階段付近に、すでに設置していた。そのおかげで、家の中の移動は、苦にはならなかった。

念のため、懐中電灯、モバイルバッテリーを確保した。ちなみに、このフットライト、とても明るく停電時には懐中電灯にもなる優れもので、是非一台、避難経路に用意されるといいと思う。

まぁ、北海道南西沖地震でも停電したけど、せいぜい3時間ぐらいで回復したし、寝て起きれば回復するだろうと思っていた。NASだけが心配だったので2台ともに電源を切って再度寝た。


9/6の朝

あんまりよく寝れないも、まだ電気が通ってない。携帯のテレビで情報収集すると、北海道全部が停電中で復旧には一週間かかるってw。マジか・・・。

とりあえず、水道、ガスは大丈夫と確認。でも、水道もいつまででるかわからないし、風呂と子供の水遊び用の大きい桶に満杯まで水を張る。ガスもカセットコンロ用ボンベの在庫を確認(3本あった)。

家にある飲料水と食料の確保を行う。2Lペットボトルウーロン茶4本、アイスコーヒーペットボトル4本。飲用水道水を15Lほど確保。まずは水道が出ているのでこれで様子を見る。断水時には、トイレの水が一番多く使うので、飲めなくてもいいから、風呂と子供プールに水を確保しとけばまぁいいかなと。

あと、うちのくそトイレ、レバーがなくて手動で流せない。携帯で説明書を見たがバケツで流せって書いてある。ほんと余計な手間。

食料は、嫁にカップめんなど保存のきくようなものを多めに購入してこいと指示、あとカセットボンベも予備あればついでにと指示。上の子と嫁が食料調達の旅に徒歩で出かける(ガソリン節約)。

仕事は電気がないとできない仕事。まずは勤務地の近くの同僚に電話して、状況確認。無事停電中とのこと。上司に電話して、本日休業の札を出す。あとは職場のグループラインで連絡とする。


電力確保

緊急災害省電力モードってのがあったから、切り替えていたが、ここで、携帯の充電も80%。

電話、SNS、テレビいろいろ使っている。電池がなくなれば、車で充電すればいいかと考えたけど、停電が解消されるのは、いつなのか全く不明。夜も真っ暗なら、相当に行動も制限される。ロウソクは子供もいるので使いたくないし、何より災害時の火災が怖い。

明るいうちにできることを考えた結果、以前購入した、シガーソケットに刺す車載100Vインバーターを使っての緊急電源の設置に踏み切る。電源となりうるのは、うちの場合、車であり、エスティマ(非HV)、プリウスのどちらかになる。

プリウスは12Vの補機バッテリーと200Vの駆動バッテリーが搭載されている。

シガーソケットは12Vの補機バッテリーより供給されている。また、駆動バッテリーから補機バッテリーにも電力が供給される。駆動バッテリーが少なるなくと自動的にエンジンがかかり充電される。つまりは、間欠的にアイドリングするのでガソリン消費が少なくて済む。

エスティマの場合、ハイブリットシステムがないため、常時アイドリングさせての運用となり、また排気量も大きいため、ガソリン消費が多い。

というわけで、プリウスのシガーソケットに刺しこんで、芝刈り用の延長コード(防水)で後部座席の窓から出して、家の郵便受けから引き込む。

大分古いもの。。今でてるタイプあればUSBポートもついているが・・・出力が30W減って120Wになっている。シガーからとれる電流が限られるので仕方がない。

このインバーターはAC100V定格150Wでつかえる。昔は、パソコンやら、電球なんかで150wじゃ使い物にならなかったが、USB充電とかLED照明なら結構何とかなる。使いすぎた場合は、自動でインバーター側で電流を遮断するので安全。

  

USB充電アダプタ(MAX40W)と夜間に備えてLED電球1個(明るさ60W相当、8W)を接続してみた。ワットチェッカーで測ると38W程度なので問題なく使えそう。

USB充電アダプタにつないだのはスマホ3台(家族の電話)とタブレット1台(テレビ用)。充電が終了したら、モバイルバッテリーに蓄電。

このタブレットは携帯の買い替えでお蔵入りになっていたもので、フルセグテレビになり、加えて、横置きスタンドにはアンテナ線と充電ケーブルが刺さる。USB充電タイプの省電力テレビとして使える。それ以外は良いとこナイ(笑)。

ちなみに、上の写真では調子乗って、停電の時自動点灯するフットライトを2個を追加して充電しているが50Wもいかなかった。計測には、ワットチェッカーを使った

停電初日の夜の状態。写真は結構明るくみえるが、普段よりは薄暗い。しかし、下の子がお絵かきボードで遊べる程度の明かりは確保でき、テレビも見れた。ロウソクを灯すより、かなり明るく、火災の心配もない。

扇風機も試しにつけてみたが、電力的には問題ないが、このインバーターが出力する波形が矩形派の為、回っているときに異音がでる。モーターなど交流波形の影響を受けやすい機器の利用はやめたほうがいい。もし使いたいのであれば、正弦波を出力できるインバーターを買ったほうが良い。

ちなみに、午前10時~午後10時ころまでプリウスを電源として使ったが、ガソリンのメモリは1メモリも減らなかった。アイドリング頻度は30~45分に一回エンジンが自動でかかり、5分ほどアイドリングして止まるのを繰り返す程度である。夜間のみの運用とかすればガソリン満タンで2週間以上は持つような気がする。


教訓

今回の地震と停電で、車からの電源で明かりとモバイル機器の充電の確保はできた。

注意点としては、インバーターも長時間使うと発熱する。40-50Wの常時出力で40-50度ほどと思う。触れないほどではないが暖かいかんじだった。このため、放熱できるように車内ではなく、車外におくのがいいとおもう。雨の日は要注意。

北海道(函館)の9月上旬は18~25度程度で冷暖房が必要ない。これが、12~3月に起こったなら、考えただけで恐ろしい。

灯油の備蓄はホームタンク、ポリタンクに最大計450Lほど常備してあるも、電源不要な暖房器具がうちにはない。

持ち合わせのある、石油ファンヒーターは電気が必要だ。着火時に600Wほど必要で今回のインバーターでは無理。高出力のインバーターで維持させることは可能だが、電気も灯油も、両方常時必要となると、無駄が多い。

おとなしく、安いポータブル石油ストーブを買ったほうがいいだろう。電池がなくてもマッチ・ライターで着火できる。

ホームタンクからポリタンクなどに給油して、そこから、ポータブルストーブに移すので長いポンプも必要となる。部屋の広さに対して、熱量が不足するかもしれないが、その分は着込んだりする必要がある。緊急時に使うものなので、コンパクトに収納できる大きさが良い。暖房面は、最低限これでカバーできそう。

最近は、低価格で1000W(瞬間2000W)を出力できるインバーターも発売されており、予備で持っておけば、災害時のみならず様々なシーンで活用することができそうなので、これも準備しておこうと思う。

今回の件で、言っちゃ悪いが、自分の住む町が災害時に、どんな感じになるかが分かった。備えあれば憂いなしだろう。