[家電][テレビ] 4K液晶 REGZA 65M520Xのメディアプレーヤー

前回、65M520Xの購入~設置までを記事にしてみたが、使っていくと、色々と不明な点や不満なところが出てくる。それをすこし記事にしてみたい。


動画再生のためのメディアプレーヤー

昔は、パソコンで録画した番組(TS)を再生するのにとても便利で、SMB(Windowsファイル共有)から直接NASを参照して再生できる55ZX9000は文句なしに便利だった。

10年前の製造機種なので、H264ファイルの再生はできないものの、MPEG-TS(MPEG2 Video)やMPEG-PS(MPEG2 Video)の再生は問題なくできた。しいて言うなら、録画をTSのまま行って撮りためていたので、HDDが逼迫されていたものの、HDDの価格も下落し、昔は2TB×2台NASだったが、4TB×2台NASにアップして凌げていた。また、有志によりTSファイルからREGZAの番組情報やレジューム情報などを記録するmetaファイル生成ソフトもあり、レジューム再生なども完ぺきだった。

今回、M520Xに買い替え、メディアプレーヤーと名を変えたが、SMBで共有し再生は可能であった。しかし、metaファイルを参照する機能は失われ、レジューム機能やNEW表示ができなくなった。これは改悪と言えるだろう。しかしながら、MPEG2-TS(MPEG2 Video)の再生は健在であり、スキップ、早送り、巻き戻しは問題なく行える。


メディアプレーヤーなるものの実力

説明書に書いてあるファイルフォーマットは以下の通り

結論から言うと、このメディアプレイヤーは外付けUSBデバイスから再生した場合と、NASから再生した場合で、再生できるファイルが異なるようだ。どういうことか端的にいうと、USBデバイスからはmp4(H264 AVC、HEVC)は再生できるが、NAS越しでは再生できない。NAS越しで再生できるのは、tsファイル、m2tsファイル、mtsファイル、mpg(MPEG2 Video)ファイルぐらいと考えたほうが良い。NASにmp4を保存してテレビで再生は難しいというかできなさそう。

説明書記載のフォーマットが、ちょっと理解しにくかったため(私だけかな・・・)、説明を・・・間違ってるかもしれない。まずはNAS越しでも再生可能なフォーマットから・・・

 

  • 一段目のMPEG2-TS(MPEG2 Video)は、地デジなどの放送波のTS(ファイル)のことで、これは問題なく再生できている。
  • 二段目のMPEG2-TS(H264/MPEG4 AVC)は、おそらくM2TS(M2T)ファイル、MTSファイルのこと?かな?AVCHDで書き出されるビデオカメラなどで用いられる形式がこれかなぁ。ちなみにNASにm2tsファイル(ソニーのカメラで撮影)を置いて、NAS越しに再生できた。
  • 三段目のMPEG2-TS(HEVC)は最大解像度が4Kとなっている。これは、おそらく、4K-BSCS放送のTS(ファイル)のフォーマットとおもう。4Kカメラとかあれば試せるのかなぁ。
  • 四段目のMPEG2-PS(MPEG2 Video)は、DVDなどでよく使われるmpg(mpeg2)ファイルのこと。

 

ここまで、4種類が、LANハードディスク(NAS)での再生をサポートしている。つぎにUSBメディアからの再生フォーマット

 

  • 五段目のMP4(MPEG4-Visual、HEVC、H264/MPEG4 AVC)は一般的なMP4の再生はUSB機器からはできるよ~ということである。ちなみに、Xperia XZではFHD(MP4/H264)、4K(MP4/HEVC)の両方を撮影できるが、USBメモリに入れてテレビに刺すと問題なく両方再生された。

 

とりあえず、ネットワークメディアサーバーはDLNAのことと思うが、DLNAは別の機会に・・・

以上のことを考えると、NASで保存して、テレビで再生したい場合の動画形式はTS、MTS、M2TS(M2T)ぐらいしかないわけで、M2TS(M2T)に変換するソフトって、とっても限られているし、汎用性が低い。ホームビデオを撮りためて、NASにおいて、再生するというのが、予想できる使い方だけど、HDDの故障という面で、ホームビデオをNASに撮りためておくっていうのがちょっと怖い。RAID組んでるなら、まぁ・・・。

ここまで読んだ人なら思うだろうが、MP4ファイルを再生したいなら、USBハードディスクに色々いれて再生させたほうが自由度は高いけど、MKVやISOはもちろん再生されないので、一般的に売っているメディアプレーヤーには及ばない。つまりは、ネットワークメディアプレーヤーを別途用意したほうがいいよね~という結論になってしまう(笑)。これも4K対応かどうかで、また、ひと悶着ありそう(笑)

唯一、このメディアプレーヤーでアドバンテージがあるとすれば、USBメディア経由で4KのMP4ファイルを再生できることでしょうかねぇ(HEVCしか確認してないですけど・・・)。

あ、ちなみにUSB機器は、NTFSじゃだめで、FAT、exFATでないと認識できないようなので注意ですね。


NAS経由でお手軽にH264を再生する

NASで再生するには、MPEG2-TSのファイルストリームに変換すればよいことまではわかった。MPEG2-TSはファイルストリーム、コンテナなので、映像のフォーマットをH264にして格納しておけばメディアサーバーで再生できる。このことから、MPEG2-TSファイルストリームを出力できるエンコーダーを探すと、TMPGEnc Authoring Worksでできそう。

手持ちのTMPGEnc Authoring Works5でも出力でき、メディアプレーヤーで再生できた。様々な変換ができる強力なソフトである。

しかし、コマンドラインからの変換ができないので、コマンドラインから行う場合は、HandbrakeとtsMuxeRを用いるといい。

まず、HandbrakeでH264に変換。ここで注意するのが、CFR(Constant Frame Rate)し、フレームレートを29.97にする。でないと、TSファイルにしたときに音ズレが起こる。MP4で出力すると、HandbrakeでCFRに設定しても、なぜだかVFR(PFR)になる場合がある。HandbrakeCLIで–cfrオプションをつけても、vfrになってしまい、相当時間を費やした。出力をMKVにするとcfrにできた。

出力したmkvファイルを、tsMuxeRで、TS(m2ts)化して、NASに置けば、再生できる。また、手持ちのmp4ファイルも映像フォーマット、音声フォーマットさえ合致していればtsMuxeRでTSに変換すれば再生できると思う。音ズレが出たときは、一旦cfrに変換してから、TSに変換すればいいのかなとおもう。