さーて、2018年12月1日に4K8KBS・CSが開始される。テレビは4Kチューナー内蔵のM520Xがあるので問題ない。
まずは12月1日から、BS・CSはどのような構成になるのだろう?
NHK・民法の4Kが見れればいい人向け
上は12月1日から始まるチャンネル配置図である。赤色のチャンネルが4K放送枠となる予定。BS放送CS放送は決められたチャンネル数(スロット)しかなく、これを割り振って放送している。
右旋とあるが、12月まではBS・CSテレビ放送は右旋しか使われてこなかった。4K8Kが始まるにあたって、チャンネル(スロット)が足りなくなり、左旋も使わないとチャンネルを確保できなくなった。左旋を受信するとなると従来のパラボラアンテナで受信できないため交換が必要となる。また、左旋の放送派を流すのに適したアンテナケーブルと分配器・分波器・混合器に変更する必要がある。
しかし、上の配置図を見る限り、BS朝日、BSジャパン(テレ東)、NHK、BS-TBS、BSフジ、BS日テレ(放送開始はH29/9)は、BS右旋(従来の設備のままでOK)で放送予定であるので、NHK・民法の4K放送のみ見たい場合は、設備改修の必要はない(ただし、12月以前のBS・CSの受信がちゃんとできているのが条件)。
この「ただし、12月以前のBS・CSの受信がちゃんとできているのが条件」というのが曲者で、いろいろな受信障害がある家も少なくない。簡単なスクリーニング(予備検査)として
- 受信レベル・強度の確認
- DLifeが受信できるかどうか
1はテレビで確認できるため、DLifeのチャンネルに合わせて受信レベルを確認する(お手持ちのテレビの説明書を確認)。2はなぜDLifeに合わせるのかというと、上の表で一番右下にあるチャンネルであり、つまりは周波数が一番高い(周波数が高いと信号が減衰しやすい)チャンネルで受信確認できれば、全部のチャンネルが受信できるだろうという理屈である。
古いマンションなどは要注意である。高層階は受信できても低層階が受信できないなど、いろいろな原因がある。また、分配されすぎて信号強度が落ちていることもある。まずは、いまBSが満足に受信できているかチェックが必要。
BS・CS左旋放送も受信したい
上のチャンネル配置図がBS・CS左旋であるが、4Kチューナーがあれば、NHK SHV 8K以外の赤いチャンネルはすべて受信できる。しかし、ほとんど有料放送。無料放送はショップチャンネル、QVCぐらいだろうか?WOWOWもH32年(元号変わるけど・・・)からの放送だし・・・。
- 8K放送受信したいひと(チューナー販売してますかね?)
- QVC、ショップチャンネルを4Kで見たい人
- スカパーの110度CS4Kを見たい人
- 物好き
ぐらいしか、現在は需要なさそう。
とりあえず、「物好き」なので、左旋アンテナを取り付けていこうと思う。
アンテナ設備の予備知識
まず、このサイトで予備知識を・・・
パラボラアンテナのみからず、ケーブル、分波器、分配器、混合器を交換するとなると屋根裏には入らなきゃならないし、すべてのケーブル張替なんて大工さんじゃなきゃできないので、既存の設備を4K8Kに取り換えるのは素人には無理というもの。既存のアンテナ配線設備は2K設備(2071MHz)のままで、520MXのところまで、新規に4K8Kケーブル(3224MHz)を直で引く計画で行う。最終的には、下の図のようにしたい。ブースターなどは省略している。
新設の4K8Kのケーブルは換気口から導入し、二階-一階をつなぐCD管(LANケーブル・電話線通線)を経由してM520Xへ接続する。大体10-15mぐらいだろうか。
アンテナ・アンテナ線の設置
で、色々な物品を購入。
上の4点は4Kがらみのアンテナ部材。本当は5Cケーブルを用いたかったが、2階-1階をつなぐCD管に既にLANケーブルが入っているため5Cケーブルが通線できないことが判明。よって減衰が多少大きいが、4Cケーブルにて配線を行った。できれば太い5Cケーブルのほうがいいと思う。
このラインブースターは、アンテナ直近につけると効果を発揮する。とはいえ、室内向けなので、なるべくアンテナに近い換気口の中に設置することとする。
上の2点はCD管に4Cケーブルを通すのに必要なものである。通線ワイヤーが1000円で買えるとは・・・。CD管の中でつまらないようにシリコンスプレーをかけて通線するとよい。全部で15000円弱だろうか。高いとみるか、安いとみるかは今後の左旋放送の内容拡充に期待している。
ほかにもあったほうがいいものとして
まぁ、テレビが近くにあるとか、二人でレベル確認しながらとかであれば不要。
ちなみに、F型接栓の加工技術や、CD管への通線方法は予習しておく必要がある。
ボクにもわかる同軸ケーブル、アンテナケーブルのF型接栓の加工方法
上のサイトはあくまで、参考です。Google先生にわかるまで聞きましょう。
で、結局設置したのが、上の図のようになった。
理由は、旧アンテナを取り外すのに、ハシゴを使って高所作業が必要であるが、冬になってきて寒いのでやりたくない。二階の南側ベランダ手すりに簡単に取り付けられたので、一応、このままで、暖かくなってから、旧アンテナを、置換しようと思う。2つアンテナがあるのは、やっぱりちょっとダサいけど・・・。この作業を行ったのは10月下旬で、CS4Kの左旋試験放送にぎりぎり間に合った。