必要なもの
HP Spectre x360 15を使い始めて一年半が経過。Windows11へのアップデートも開始されたのでアップデートの失敗・リカバリに備えて、バックアップがてらSSDを換装しようと決意。どうせなら2TBへの増量を行いました。まずWindow10の状態でクローンSSDを作ります。
パソコンを開けたりSSDをいじりますので、最悪パソコンが壊れたり、データが吹っ飛ぶことがありますので必要なファイルは事前にバックアップしましょう。自信がないひとや心臓が弱い人もやめましょう。僕は吹っ飛んでも泣かない我慢強い子なのでそのまま行きます。
とりあえず、必要なもの
- 2TB NVMe PCIe SSD
- NVMe対応のSSD->USB変換を2つ
- Ease todo backup
- バックアップ実行用のパソコン
- Windows10インストール用のブータブルDVD or USB
注意なのが、M.2接続のSSDにはSATAとNVMeがあります。USB変換アダプタの対応をしっかり確認してください。上のは両対応ですけど、SATAのみとかあります。
Sprctre x360 x15はNVMeなのでSSD、アダプタともにNVMeなものを選択します。
クローンを作るにはSpectreを使わずに別PCで行います。別PCには「Ease todo backup」を入れておきます。たぶんFreeでもできますが自分は有料のやつを使いました。
Windows10のインストールDVD or USBは、クローンSSDはブートローダが変になってポン付けしても起動しません。それを修正するためにコマンドプロンプトを叩かなければならず、そのために必要となります。
事前準備
まず、Spectreは買った段階でディスク暗号化である「BitLocker」が有効になっています。これを無効にします。無効にしないでやるとデータ消失危険が高まります。前にこれでSSDの内容を一度飛ばしましたので…
BitLockerの無効化は下のサイトの通りにやりました。やや時間がかかりますので事前に暇なときにやっておきましょう。
次にBIOSを起動して「セキュアブート」を無効にしときます。SprctreのBIOSの起動は電源を入れてF10連打です。
そして、先ほどWindows10のインストールDVD or USBからのブートができるように、UEFI Boot Orderの項目の起動順位を変更します。上の画像は標準の状態で
- OS Boot Maneger
- USB Flash Drive/USBHard Disk
- USB CD/DVD ROM Drive
になってますが、USBから起動する場合は2を一番上に、DVDから起動する場合は3を一番上にします。[F5][F6]キーで上下入れ替えできます。これで準備完了です。
Spectre x360 15の分解
上のサイトはx360 13ですがおおむね一緒です。注意はx360 15の場合は裏面カバーにトルクスネジ(T5)が2本あります。それをはずすのにトルクスドライバが必要となります。携帯分解の時とかに入ってるやつでもいいです。精密ドライバーセットを一つ買っておいても損はないです
トルクスネジがあるのはWindowsロゴシールの脇と反対側の同じ部分です。ゴム足の裏部分のみかと思って危うくへし折るとこでした。隙間には携帯分解で使うピックみたいなやつで開封していきます。精密ドライバのセットにも同梱されてますので便利です。
M.2スロットが丸見えですので、これ以上はバラしません。SSD固定ねじを外して取り外します。取り外すときドライバを滑脱させて近所の基板を傷つけないようにしましょう。
外すと、放熱用の粘着シートがありますので再利用しますから無理にはがさないようにします。SSD側についてしまった場合はゆっくりはがしてパソコン側に戻しておきましょう(写真とりわすれました)
取り出したSSDはUSB変換に取り付けておきましょう。とりあえず、これでSpectreは用はないので蓋を閉じてネジをなくさないように保管しておきます。
クローンを作る
これを使いました。開封して2つ目のUSB変換に取り付けます。ここで注意です。2つのUSB変換器で同商品の場合クローン元とクローン先の見分けがつかなくなります。しっかりテープや付箋でもいいのでクローン元とクローン先を取り違えないようにしましょう。
別PCのUSB3ポートに取り付けてクローンを作ります。
上のサイトをしっかり読み込みましょう。ちなみにセクタバイセクタでなくてもOKです。クローンをするのに経験上セクタバイセクタが必須のケースはあまりありませんでした。時間は1時間ぐらいでクローンが終わった気がします。
2TBにクローンするのでクローンが成功した暁には既存のパーティションをいじる必要がありますが、ここではなにも変更せず1TB->1TBへクローンします。問題が起きたときに問題点を切り分けしにくくなるのを防ぐためです。
クローンが完了したら、クローンしたSSDをつけて起動してみます。
ブートマネージャ・ローダーがらみで起動できない
予想の範囲内です。
クローン失敗したと思い何度もクローンすると時間だけが溶けますので注意です(自分)
具体的には0xc000000eのブルーバックで止まります。起動できない原因がブートローダー絡みならクローンをいくらやり直しても同じですので、まずはブートできるように直します。Windows10の起動メディア(DVD or USB)が必要ですので最初に作っておいてもいいかもしれません
上の2サイトが参考になりました。とりあえず、
- bcdboot C:\Windows /l ja-jp
- bootrec /rebuildbcd
- bcdedit
をやっているうちに起動できるようになりました。まぁおかしくなったらクローンしなおせばよいだけですし。
紹介したブログにもありますが、今回EasyBCDってソフトをつかってブートローダーを編集しました。こんな便利なソフトもあるんですね~
この辺のサイトも参考にしています
パーティションをいじる
これで晴れてWindows10が起動できるようになったので
上のソフトでパーティションをいじってデータ領域を広げます。1.8Tになりました。
とくに難しくないですが、ぼーっとしていると間違えて別な領域をいじってしまうので注意してやってください。回復パーティション邪魔なんで消した気するんですけどまた復活してます。なんででしょw?まぁいいや
Windows11のインストール
最初インストールアシスタントを使ってインストールしたら、途中でこけてしまいます。システム要件が足りないとかではなく普通にインストールできませんでした的なメッセージです。エラーコードまではメモするの忘れたけど、アシスタントを使ってインストールすると失敗することがあるみたいですね
おとなしくUSBメモリにWindows11を入れてインストールしたらすんなりできました。特に問題なく完了。
ドライバ類も特に問題なく当たっている様子。操作性が変わってイラつくのはアップデート後のいつものことですw。にしても、あんま変わらない気が・・・。
癖でどうしても左下にカーソルを持って行ってしまいますね。左寄せにもできるみたいだけど負けた感が出るので慣れるまでの辛抱です。
古い1GBのSSDは、しばらく(半年ぐらい?)そのままにしておいてWindows11で致命的なエラーなどが起きないなら外付けのSSDとして活用していきましょ~。とりあえず、無事に換装&Win11Updateが終わりましたのでよしとします!!