[DIY] ウインドウエアコンをネジで穴をあけずに滑り出し窓につける


ウインドウエアコンを取り付ける前に!!

2Fでしかもバルコニーのない子供部屋へウインドウエアコンをつけてみました。先に言っておきますがセパレート型のエアコンを取り付けられるから騒音などの原因そちらの方が絶対いいです。ましてや、ご家庭の居間ならセパレートタイプのエアコン一択です。居間ではダイキンのエアコンをつけております。あくまで「賃貸住宅や北海道の子供部屋など」です。本州の酷暑地ならお勧めできません。

スポットクーラーじゃだめなん?

排熱ダクトを窓に設置するスポットクーラーでどうにかなるのでは?

僕もそう思ってた時期もありました!!

上の商品はコロナから発売されてるコンプレッサー式の除湿・スポットクーラーです。実際所有しています。これは狭い空間の除湿には最適ですが、部屋を冷やす効果は残念ながら弱すぎます。また、排熱を窓から出すキットを使えばエアコン代わりとありますが、窓の外に熱風を出すのはいいのですが、出した風の分だけ部屋の外の温かい空気が入ってしまうので一向に冷えません。

当方北海道の北部屋でも冷えませんのでご注意を!

除湿衣類乾燥機としては素晴らしい商品です。クーラーとしては・・・冷たい風に当たりさえすればよい人用ですね。

上のリンクは先人たちが車載でレビューしてくれた貴重な情報です。この記事をどう受け取るかは読み手次第ですが、部屋に応用するにはちょっと無理がありそうです。ちなみに、このコロナの機種に限定しているので他のメーカー機種ではわかりませんので人柱になれる人は試してみるといいかもしれません。


それでもウインドウエアコンをつける(滑り出し窓)

というわけで、次に候補に挙がるのはウインドウエアコンというわけです。ウインドウエアコンはコイズミのを一台保有していますが普通にスライド窓に説明書通りに取り付けてありますので問題ありません。まぁ五月蝿いですが暑さしのぎは十分できます。今回は滑り出し窓しかない子供部屋につけようというわけです。

貯まったポイントでウインドウエアコンを買って持ち出し無しで取り付けられそうなので決行しました。取り付けする滑り出し窓は下のようなものです。高さは1160mmで網戸付きです。あと設計図(なるもの)です。適当に走り書きしたもんですので。今回は全部2×4でしたが横の木材は1×4でもいいと思います。

今回はネジで穴をあけないので木枠を作りボルトで突っ張って固定し、網戸を開け閉めできて窓も閉められるようにします。

家には2×4の端材や5mm厚の板がありましたので、足りない部材をホムセンで買い揃えます。リストは下です。

  • 2×4木材(図面で必要な長さと本数をホムセンで買って切ってもらうと便利)
  • 板(200-250mm×1200-1500mm×2-5mmで適宜調整して切りますのでジグソーorノコが必要です)
  • 10mmナット(長さ50mm~80mm程度)とボルト
  • 金属プレート[1-2mmアルミ板](突っ張るボルトの部分の保護用なんでもいい)
  • 隙間テープ(長め)
  • ウレタンクッション(木枠の下につける窓枠を保護するクッション材両面テープ付き)
  • コーススレッド(2×4用)
  • 埋め込みナット(窓網戸開け閉め取り外し板用)
  • 手回しねじ(5mm)
  • 100均磁気シート(隙間用)

工具

  • 電動ドリル
  • メジャー
  • ジグソー(電動のこぎり・頑張れば普通のノコでもw)

個人的に簡単なDIYするならジグソーあれば便利と思います。精度はさておき木材を加工するのが格段に楽です。


完成と取り付け

色々工程を取りたかったんですが忘れてました。木枠に付属の内枠を固定しています。横の板を手回しねじで外し、網戸と窓の開閉ができます。取り外し板の上部の隙間はマグネットシートで塞げるようにします。

手回しねじの部分は埋め込みナットを埋め込んでいます。

取り外しの板と付属枠の接触部に隙間テープで隙間ができないように固定します。一定の気密性はありますが、こだわるならもう一工夫必要です。

右側の枠と窓の隙間を板で固定します。ここは採寸してピッタリになるように板を切断したほうがよさそうです。枠の内側から養生テープで目張りでもすると気密性の点でよいですね。ちなみに小さな板で切れているのは長さが去りなかったからですw端材を使ってたので…

左側は付属枠のビニールと木材を養生テープで固定して気密性を上げます

枠下部は木材と窓枠の間に養生の為ウレタンシートを張ってます。思いのほか滑り止め効果もありました。

窓を閉めたときに取っ手が干渉しないように極力内側に設置しました。

枠上部のボルトで突っ張っているところです。隙間はほとんどないですが金属プレートを張り付けとナットは木材に埋め込んで突っ張っています。


試運転と使用感

コロナのウインドウエアコンは静かという噂は聞いていたけど大したことないんだろうと思ってました(大変失礼w)。でも別部屋のコイズミ製と比較すると格段に音が小さいです。が、コイズミのは4-5年ぐらい使っているので単純には比較できません。でも

格段に小さいといってもセパレートよりはかなりうるさい

ですよ?夜に扇風機の音が気になるとか常夜灯が気になるとかいう人にはお勧めできません。コンプレッサーの切れるガコン音はあります(大分小さくなりましたが)

冷えは、やはり段違いに冷えます。設置したのは5.5畳の部屋ですが、あっという間に22度ぐらいまで冷えます。ただし北海道なので外気はせいぜい30-32度前後といったところです。気密性を上げながら設置したので標準取り付けよりも気密性はいいかもしれません。

結果は良かったですね。冬は枠ごと取り外してしまっておくのがよいかな。つけておいてもいいけど、断熱窓とはいえ冬には-10度以下になるので枠が結露することもあるしカビ防止のためには外すのが得策です。

このタイプの滑り出し窓の取り付け例がネットで探したけどなかなかなかったので記事にしてみました。DIY初心者でもできると思うのでチャレンジしてみては?