きっかけ
今回は、プログラムとは全く別な話。最近、夜間のインターネット(下り)が非常に遅い。昼間は30~60Mbpsほどあるも、夜間になると1~5Mbps程度まで低下するときもある。上りは概ね70~100Mbpsでている。これは、昔、フレッツ光(PPPoE)でBB.exiteを使って接続していた時にも発生していた。
我が家には、固定回線の電話がない。けどFAXは一年に数回程度使う。これを解決するにはVoIPサービス(exciteフォン)が一番コストがかからず最適解だった(VoIPアダプタは個人所有していた)。
VoIPサービスを行っているプロバイダを探し、BB.exite(PPPoE+exiteフォン)から@nifty(PPPoE+niftyフォン)に変更することで速度改善がみられ、とりあえず良しとした。また、フレッツ光からドコモ光に移行した(プロバイダは変更せず)。それが2015年ぐらいだったと思う。それから、2年後、また同じ問題に直面したというわけである。
下調べと勉強
プロバイダのみを変更すると改善されるケースがあるというのは、あながち嘘でもないし、私自身、2年前BB.exiteから@niftyに乗り換えたことで改善がみられたのは間違いない。
上のサイトのように、劇的に改善することもあるが、これは数年前の話だと思っていいと思う。フレッツ光が普及し、またNTTの光卸が広がるにつれて、IPv4 PPPoEの限界に達してきているのだという。比較的、知名度の低い、空いてそうなプロバイダに乗り換えればいけるかもしれないが、現在では、一か八かの状態である。では根本的にどうすればよいか?IPv6 PoEを使う事である(ちょっと語弊があるかも)。
色々調べて分かったこと。。。現在、インターネットは、未だIPv4が主流であること。IPv6は各プロバイダ、ルーターは対応しているが、IPv4にて接続する場合、フレッツやドコモ光では結局IPv4 PPPoEで接続し、網終端装置(←こいつの混雑が原因)を経由してしまうということ。これが問題で下のサイトで詳しく解説されている。
つまりはPPPoEでの接続は網終端装置からプロバイダ経由になるので混雑時には速度低下を起こしやすい。この問題はBB.exite、@niftyに関わらず、どのプロバイダでも発生しうるしPPPoE接続では根本的に解決は難しい。また、NTTやプロバイダはコスト面や将来性から設備増強には前向きではないのではない…ということ。つまりはPPPoEはオワコンって、各サイトで言っていた。
で、そこで出るのが「v6プラス」でIPv6 PoE + IPv4 over IPv6(v6プラスはMAP-E、他にもDS-Liteなど)という、IPv4も、プロバイダを通らない経路(IPv4 over IPv6)で接続できるサービス。GMO、BIGLOBE、@niftyなどで提供されており、ドコモ光でもv6プラスが使えるってことで、導入の検討を始めた。
v6プラスの弊害
速度が早くなるのは大いに結構なんですが、なんか弊害はないのかという、導入前には当然色々と調べないといけない。
とまぁ、
- 固定IP使用不可
- 特定ポート開放不可
- PPTP-VPN利用不可
- SCTP仕様不可
まぁ、特定ポート開放というのは、NAS、テレビ録画鯖、エアコン[ダイキンのアダプタはIPv4 over IPv6でもアクセスできた](外部から特定ポートで操作ができるようにしている機器)、に甚大な影響が出る。PPTP-VPNは昔使ってたけど、もう使ってないので関係ない。外部からのNASアクセスや録画鯖へのアクセスができないと非常に困るので、行き詰りか・・・と思っていたら以下のサイトを見つけた
つまり、IPv4 PPPoEとIPv6 PoE + IPv4 over IPv6のデュアルスタック(つまり同時接続)で解決しようということ。さらに、セグメントを一緒にすることでゲートウエイを変えるだけで、どちらにも接続を変えられる、まさに神仕様だ。上のサイトは、バッファローのルーターを使ってIPv6 PoE + IPv4 over IPv6接続をして、PPPoEパススルーし他のルーターでIPv4 PPPoE接続をするという手法を用いていた。
注意点は、デュアルスタックができるプロバイダは限られており、@niftyはできるようだが、他のプロバイダは、ちょっとわからない。掲示板やサイトの情報をよく確認したほうがいいと思う。今回は@niftyをもともと使っていたので、そのまま行こうと思う。
ルーター・周辺機器の選定
v6プラス対応ルーターの購入は絶対必須(HGWの人は別)なので、まずは王道のバッファローのルーター。。。。
が・・・僕はバッファロー(牛)のルーターは二度と買わないと決めていた。なぜかというと、今までに買った牛ルーターがどうも、あたりが悪いのか設定がわるいのか正常に動いてくれないことが多かったからだ。でも、牛NASはド安定しているので嫌いってわけじゃないんですよ・・・。しかもちょっと高い・・・。で、次候補に上がるのが、IOデータのルーター。。。
実はIOのルーターも職場で壊れて、まさかルーターが壊れてるとは思わず時間を食った苦い思い出がある。でも、値段が安い!安いのは正義(2017-11-13時点で1万以上違う)。ただし!PPPoEパススルー機能がついていないらしい。別に構わない!!ONUからハブで分ければいいし!!というわけで、
とCat6Lanケーブルを数本購入予定とした。